（Q&Aより）わたしの幸福論 その３

今日は幸福論の続きです。

以前の記事：（Q&Aより）わたしの幸福論　その２
5718（Q&Aより）わたしの幸福論　その２

そんなある日、ある気づきがありました。
朝起きて、顔を洗っているときのことです。
いつものように洗顔料をネットでモッコモコに泡立てて、泡で顔をクルクルしていました。
そのときまたしても悪いイメージが浮かんできたので、いけないと思い、お肌に乗る泡の感覚に意識を集中しはじめました。

そうしたら驚いたことに、とっても気持ちよかったのです。
いままでひたすら事務的（？）に洗顔してたので、
フワフワモコモコの泡の感覚の気持ちよさに気づかなかったのです。。

このときから、洗顔はわたしの中で、癒しの行為という認識に変わりました。
同じように、髪や体を洗うときも、意識的に気持ちいいと感じる洗い方をするようになりました。
そうすると自ずとソフトタッチになり、いままでいかにゴシゴシ乱暴に洗っていたかを思い知ることとなりました。

そこでとても重要なことに気付いたのです。
自分を大切にするっていうのは、まさにこういうことなんじゃないかと。

いきなり今までの人間関係、恋人関係における自分の立場を変えようとするのは、
強固な意志と大きな勇気がなければとても難しいことだと思います。
だって相手あってのことですから。

まずは日常生活から、自分が気持ちよいこと、疲れないこと、癒されることを始めましょう。
大好きな香りのアロマをたいたり、おいしいお茶を入れたり、まくらを上質なものに変えたり。
それさえ面倒なら、わたしが行ったように、顔を洗うことからはじめましょう。

いわば、自分を大切にするためのレッスンです。
どうやったら気持ちいいか、常に意識してください。
そうするとどれだけ自分で自分をないがしろにしてきたか気がつくことになります。

歩くときも、ゆっくり、足が疲れないようにしてください。
バッグに物を入れすぎて重くならないようにしてください。
あなたが自分自身を優しく丁寧に扱ってください。

そんなのあたりまえだ、って思う人もいっぱいいらっしゃると思いますが、わたしは全くと言っていいほどできていなかったのです。
「自分を大切にしたほうがいい」ということはわかっていましたが、その本当の意味がわかっていませんでした。

そして、norikoさんにもうひとつ、わたしが伝えたいことがあります。
それは、変わろうとしないで欲しい、ということです。

世の中には素敵な人間がわんさかいます。
ゴルフの石川遼君も、元プロ野球選手の桑田真澄さんも、
美智子皇后陛下も、ベッキーも、勝間和代さんも、香山リカ先生も、
みんなみんな憧れてやまない素晴らしい人たちです。

但し、彼らは彼らで、自分は自分なのです。
たとえ、立ち居振る舞いひとつにしたって、まねることはできても、
それ自体が、今の自分を否定することなのです。

他人のいいところを模倣することは、一見向上心があって素晴らしいように見えますが、
それは同時に、現在の自分を否定することなのです。

上記の理由から、自分を変えようとするとき、人は必ず傷つきます。
不器用でも、意地悪でも、根性無しでも、ブスでも、デブでも、カスでも（失礼！）、
どうかあなたはあなたのままでいてください！

そうやって、自分で自分をしっかりと認めてから、
さて、変わる必要があるのかもう一度、自問自答してみて下さい。
まだ変わりたい、って思っていたら、それは自分を認めていないサインです。
もう一度、自分はどうもクズのようだがそれもよし、と思えるように意識してください。

どうしても自分を肯定できない人へ。コツは、たとえば憧れの人の著書を読んで、
「こんな人間になれるかボケ！」って叫ぶことです。
もしくは、「ベッキーやるじゃんさすがじゃーん。」と他人事のように受け流し、
その後「MAX意地張っちゃってね★かわいー」と上から目線で。

というのは冗談ですが、とにかくそんないいことばっか書いてある本を真に受けてはいけません。

とにかく、変わろうとすることそれ自体がストレスです。
世の中、自分よりも悩むべきだと思える人が悩まず、
自分よりもよっぽど恵まれている人が悩んでいますね。

戦時中に比べたらじゃないけど、悩みなんてものは
悩めば悩みになり、悩まなければ悩みではなくなるというおよそ実体のないものなのだから、
ストレスで病気になる前に悩むのをやめなければなりません。

要は、悩むことをやめれば幸福に近づくし、
変わろうとすること自体が不幸に近づくことだということです。
またしても長くなりました。まだ思うところがたくさんあり、続きも書きたいのですが、
一番お伝えしたいことは言い終わりましたので、
とりあえずnorikoさんに対する返信としては完結ということにしたいと思います。
あ、最後にもうひとつ！
変わろうとしなくても、人は必ず変わります。しかも、よい方向に。
それも、必要があれば、の話です。
だから、思い悩むのをやめましょう。
神の御心のままに。
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